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水槽や鉢の底に敷く砂や土を選ぼう
水槽や鉢の底に敷く砂や土のことを「底床(ていしょう)」と言います
できるだけわかりやすくお話したいので、「砂」「土」と書くことにしますね
砂や土を敷くことによって、水質が安定します
メダカも生き物です。エサを残したり、ウンチをします
それらを人間が一つひとつ取り除くことは不可能
「バクテリア」はメダカの味方
食べ残したエサやウンチが腐ると、メダカが住めなくなります
人間もリビングや寝室で食べ残しをそのままにしたり、ウンチしませんよね?
あのおそろしい「G」がよろこんでやって来ます!
「バクテリア」は食べ残しやウンチを無害化してくれます
そのバクテリアの住処(すみか)として砂や土が必要になります
「バクテリア」は水をキレイに(ろ過)してくれるので「ろ過細菌」と呼ぶこともあります
ph値(ぺーはーち)
メダカが棲みやすい水質の基準に、ph(ペーハー、ピーエイチ)があります
PH値は「水素イオン濃度」のことを指します
メダカに適したph値は弱酸性(ph6.5)~弱アルカリ性(ph7.5)です
このphを維持するためにも、土や砂が必要となります
砂や土の効果は、ほかにも・・・
〇 水草を植えることができる
〇 水槽の見た目がよくなる
〇 ゴミが目立たない
〇 メダカの体色がよく見える
「砂」
「砂」のことをアクアリウムでは「サンド」と呼ぶこともあります
「砂」は水槽で飼育するには最適
「砂」は粒が硬いため、長期的に利用することができます。大きく3つに分けることができます
◎「大磯砂」
水の通りがよいので「バクテリア=ろ過細菌」が定着すると長持ちします
また、粒の表面に凸凹がないため、メダカの体を傷つけることがありません
色は暗い傾向にあるため、メダカが成長したときに体色が濃くなります
△「川砂」
文字通り、川の砂です。大磯砂とくらべて粒が細かいため、水の通りが悪く「バクテリア」が定着しにくいです
砂に凸凹があるため、メダカの体を傷つけることがあります
色が明るいため、メダカが成長したときに体色は薄くなりますが、水槽全体がキレイに映えます
メダカといっしょに、ドジョウやハゼ科の魚を飼うならオススメです
×「田砂」
水田の土から砂だけを取り出したものです。粒がとても小さいため、水の通りが悪く「バクテリア」が定着しません
ドジョウやハゼ科の飼育には適していますが、メダカには適していません
色がやや暗いため、メダカが成長したときの体色はやや濃くなります
ペットショップやホームセンターでは、いろいろな「砂」がありますが、「大磯砂」「川砂」「田砂」を確認してから購入しましょう
×××「ガラスの砂」はダメ!
最近では、カラフルなガラスの砂が売られていますが、化学的に着色されているのでメダカにとっては有害です
ひと昔前、カラフルな石を売っているお店が流行っていました。つなげてネックレスやブレスレットにしたり、置物として売られていました。売られていた多くが本物の石ではなく、化学的に着色された石です。「水槽に入れると、メチャきれいになりそう!」と思って、投入するのはやめておきましょう
実はぼく、メダカを飼い始めた頃、カラフルな石を投入してしまい、水が汚染され全滅させてしまいました
一瞬で、全滅しました💦
×××「サンゴ砂」はダメ!
「水質の安定にサンゴ砂を!」とネットや雑誌で見かけますがダメです。サンゴ砂は海のサンゴが砂になったものです。海水の熱帯魚の飼育には向いていますが、メダカが住みやすいph値とは限りません
「土(ソイル)」
「土」のことをアクアリウムでは「ソイル」と呼ぶこともあります
「土」は屋外で飼育するには最適
有害物質を吸着し、透明な水を維持してくれます
栄養を含んでいるので水草の育ちに適しています
水をきれいにしてくれる「バクテリア」が定着し(自然ろ過)、ろ過装置と併用することでメダカの住み心地がよくなります
「ろ過」とは、装置や生き物を使って水をキレイにし、メダカが棲みやすい環境を作ることを言います
人間でいうところの「空気清浄機」みたいな感じです